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大野 ほのか

大野 ほのか

葬祭事業本部
葬祭ディレクター

葬祭ディレクター、大野 ほのか

「一番緊張しているのは、お客様ですよ」その言葉にハッとしたんですよね。私はお客様の緊張を解きほぐす立場でいなければならない。

ご葬儀のプロとしてできることを

葬儀のことを知りたい。接客のプロとして、葬儀業界で働きたい。 その想いが芽生えたきっかけは、祖父の葬儀に参列したことでし た。 そこにいる人たちの丁寧でまっすぐな仕事を目の当たりにし、”接客のプロフェッショナル“だと感じたのです。 また、非日常であるご葬儀の場ではどういう仕事が行なわれているのか、純粋 に興味が湧いて。強く心を突き動かされた瞬間でした。 高校卒業後はデザイン系の専門学校に進学しました。しかし就職を考えるタイミングで、まだ葬儀業界 への憧れが捨てきれなかったのです。 小さい頃から一つのことを長く続けるのが苦手だった私。長年にわたって色褪せない葬儀業界への想いに確信めいたものを感じ、葬儀業界へ就職しようと決めました。 せっかくならデザインの経験も活かせればと、珍しく自社で生花部を持つ博愛社へお花に携わる仕事 を志し応募しました。しかし面接でお話する中で、「葬祭ディレクターとして入社するのはどうか」と 声をかけていただいたのです。 実際にお会いした面接官や社員さんの人当たりの良さ、雰囲気の良さに魅力 を感じ、ここでキャリアをスタートさせようと決めました。 初めの頃は、お焼香の案内をするときにも緊張してうまくできなくて。なかなか、自分の中での完璧 な案内ができなかったのです。そのとき、上司に言われました。「一番緊張しているのは、お客様ですよ」

その言葉に、ハッとしたんですよね。私は、お客様の緊張を解きほぐす立場でいなければならない。 自分が求める完璧ではなく、眼の前の人が必要としていることを考えるのが大切だと気づかされたのです。 それからは良い意味で完璧を求めすぎずに動けるようになりました。心に余裕が生まれ、目の前の人に対してより真摯に向き合えるようになったと感じています。 喪主様の中にはたくさんお話をしたい方もいれば、淡々と進めたい方もいて。葬祭ディレクターとして、相手が何を求めているかによって向き合い方を工夫しているのです。 以前担当したご葬儀のことです。最後に喪主様から「私の葬儀もあなたにお願いしたい」と言っていただいたのです。一生に一度の大切なご葬儀を任せたいと思ってくださったことにやりがいを感じましたし、向き合ってきた姿勢に間違いはなかったと思えた瞬間でした。この仕事を始めてから、お客様の言葉に「良かった」「もっと頑張ろう」と何度も力をいただいています。 また、ご葬儀の世界は本当に奥が深くて。歴史や宗教、ご葬儀の在り方など、知れば知るほどもっと追求したくなる世界なのです。 お式を通して、故人様の生き様やお人柄に触れられるのもご葬儀の興味深いところです。 入社時から変わらないどころか、向き合えば向き合うだけご葬儀への関心は高まるばかりです。 今後はさらに知識やできることを身につけ、すべての行動に自信を持って動けるディレクターを目指します。 今の私にとってご葬儀の場で関わる方々は、年上の方であることがほとんど。それでも、どのような方にも安心と信頼を持ってお任せいただけるよう、まずは私が自信を持って行動できるようになるべきだと考えています。 どんな場面でも対応できるよう知識を増やし、一つひとつの経験を無駄にせず、ご葬儀のさらなるプロフェッショナルを目指してまいります。

葬祭ディレクター、大野 ほのか
日本一信頼される葬儀社を目指して