中島 湧
葬祭事業本部
1級葬祭ディレクター
支配人(浦和ホール)

お客様の突然の非日常に対し、目配り、気配り、心配りをモットーとして、ご家族様の想い、お人柄を汲み取ったご葬儀をご提案していきたいと思っています。そして、故人様との最期のお時間を良い形で終わらせることが出来ましたとのお言葉をいただけるよう、誠心誠意お手伝いしていきます。
公務員時代の教えを活かして
中学・高校と、柔道をずっと続けてきました。 顧問の先生から勧められたのがきっかけで、卒業後は公務員の道を目指すことに。自分の得意なことを少しでも活かせるなら……と興味を持ち始めたんです。無事、高校3年生のときに採用試験に合格することができました。 いざ仕事を始めてみると、窓口で出会う相談者の方々への接し方は特に難しく、日々「どうすればいいのか」と考えさせられました。 公務員時代には辛い出来事もたくさんありました。泣きながらお話をされる相談者の方に対応しなくてはならない状況では、やり切れない思いを抱えることも多かったです。 公務員という職を経て、次のキャリアとして葬儀社を選んだのは、自分のなかではとても自然なことでした。前職で非常時の対応から学んだことや、ときには人の死にも触れてきた仕事の経験を活かせるのではないかと思ったからです。 実際に、前職時代の上司から教えてもらったアドバイスは、今の仕事をするうえでも非常に役に立っています。それは、「相手のお話しするトーンや間に合わせた対応をすること」です。 ゆっくりとお話しされるお客様にはこちらもじっくりとお伺いし、早口な話し方のお客様にはきびきびとした返答を意識しています。そうすると、早い段階でお客様から安心感を持っていただけるようになるんです。
また、お客様が不安に思われそうなことは先回りしてご提案をしたり、「どんなささいなことでも、何かあればすぐにお電話くださいね」とお声がけをしたりと、寄り添う姿勢を忘れないようにしています。 こまめなコミュニケーションを心がけていたからか、あるお客様にはお式を終えた後に「涌さんのファンになりました」とのお言葉をいただいて。下の名前で呼んでもらえるくらいの関係性になれたかと思うと、本当に嬉しかったですね。 今ではご葬儀の打ち合わせから準備、当日の連営まで一連の業務を任せてもらっています。これはひとえに、未経験からのスタートでも一から親切に教えてくださった先輩方のおかげです。 先輩方は、お客様だけでなく社員一人ひとりにも本当に気配り上手なんです。担当するご葬儀が重なっているときには、さりげなくサポートしてくださったり、代わりに準備を進めてくださったりと、いつも助けられています。「葬儀社で仕事をしてみたい」と転職活動を始めて博愛社に出会えたのは、本当に幸運なことだったと今でも思います。 今後は、いつも支えてもらっている先輩方や後輩たちに対して、仕事を通じて還元していけたらと思っています。そして、これまでに学んだことや経験したことを活かしながら、自分らしくお客様と向き合っていきたいですね。



